麦搗き唄(浅間集落)

中分類島の唄と踊り
遺産名(ヨミ)ムギツキウタ(アサマシュウラク)
資産概要浅間集落で古くから歌い踊られていたもので、200年程前に島津の代官種子島次郎右衛門他2名の役人が沖永良部へ赴任の途中、台風に遭い浅間湾屋港に避難した際に浅間集落の人達によって演舞された。その際、代官一行は麦つき唄を賞賛したという言い伝えが残っている。

【歌詞】
オネガオーネー
毬麦(しむぎ)荒麦(あらむぎ)や搗(ち)きばちきぐる
念入(にぬい)てぃ搗きば其(う)りどぅ我(わー)
念入てぃ搗きば其りどぅ我(わー)

オネガオーネー
米(くめ)ぬ始まいや とぅ轟(とどろき)
なかやどり井之(いの)ぬ次(ちぎ)や大和(やー)
なかやどり井之ぬ次や大和(やー)

オネガオーネー
米搗きゅか搗きゅか
粟(あわ)搗きゅか搗きゅか
何時(いち)し夏(なち)なとてぃ粳米(まぁぐめ)搗ー
何時し夏なとてぃ粳米搗ー

オネガオーネー
大和山川(やまとやまがわ)に燈(とぅぶ)るゆる提灯(ちょうちん)
我が可愛(かな)し愛女(むじょう)が夕食(ゆうふぃ)ぬ提灯(ちょー)
我が可愛し愛女が夕食ぬ提灯

【歌詞その2】
オネガオーネー
毬麦(しむぎ)荒麦(あらむぎ)や搗(ち)きばちきぐるさ
念入(にぬい)てぃ搗きば 其(う)りどぅ
念入てぃ搗きば 其りどぅ

オネガオーネー
麦搗こか搗こか
粟(あわ)搗こか搗こか
何時(いち)し夏(なち)なとてぃ粳米(まぁぐめ)搗ー
何時し夏なとてぃ粳米搗ー

オネガオーネー
米(くみ)の始まいや 山轟木(さんとどるき)
なかやどり井之(いの)ぬ つぎやや
なかやどり井之(ぬ つぎやや

オネガオーネー
大和山川(やまとやまがわ)に燈(とぅぶ)るゆる提灯(ちょうちん)
我が愛(かな)し愛女(むじょう)が夕食(ゆうふぃ)ぬ提灯(ちょうちん)
我が愛し愛女が夕食ぬ提灯

オネガオーネー
きばればれきばれ 今年来年(くとしやね)きばり
来年(やね)がさきなりば ぼんさんがぁ
来年がさきなりば ぼんさんがぁ

オネガオーネー
吾(わ)が為(たみ)がなゆら 他人(ゆす)為なゆら
あったら胸(むね)くたち 思(おも)てぃぬ
あったら胸(むね)くたち 思(おも)てぃぬ
関連資料https://drive.google.com/file/d/17rNrTiG2sHk7aQnJ2hvwsoBD4gJO_4AL/view?usp=sharing

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