東海道五十三次之内 京

分類美術工芸
縦(cm)17.90
横(cm)12.50
時代嘉永6年9月
西暦1853
作者三代歌川豊国
解説 作者は、初代豊国の弟子の国貞(1786-1865)、後の三代豊国である。猫背猪首型の特徴的な美人画の作者として知られます。また、人物の大首絵にも長じていました。
 嘉永5年(1866)にふたつの『東海道五十三次之内』シリーズを発表しており、本作はそのひとつです。歌川広重の描いた『保永堂版東海違五十三次之内』がもっともよく知られますが、広重が風景のみを描いたのに対して、歌舞伎の登場人物の上半身を前景に大きく描き、風景を背景として添えているところに、大首絵を得意とした国貞の特徴がよく現れています。

PageTop