隷書東海道四日市(丸清版 隷書東海道五十三次)
| 分類1 | 美術工芸 |
|---|---|
| 分類2 | 絵画 |
| 分類3 | 浮世絵・版画 |
| 作者 | 歌川広重 |
| 時代 | 江戸 (刊年 弘化四年~嘉永五年) |
| 縦(cm) | 24.90 |
| 横(cm) | 37.60 |
| 解説 | 題名の書体から「隷書東海道」と呼ばれるシリーズの一枚。現在も立派な鳥居が立つ日永の追分です。日永の追分は、四日市宿と石薬師宿の間にあって休息のための茶屋などが並ぶ間(あい)の宿でした。 武士や抜け参りと思しき子どもたちなど、伊勢神宮を目指す多くの旅人たちで賑わっています。左右の饅頭屋で休息を取る男たちの姿は、見ている者の旅情を誘います。鳥居の前で餌を待つ白犬は、当時しばしば目撃された参宮犬で、本当にお参りをして、中にはきちんと主人の元に帰った犬もあったといいます。この一枚に、江戸時代の伊勢参りの風景が凝縮されています。 |
