深鉢

資料ID79746
遺跡名海道前C遺跡
165
133
図番号187
図細分番号3
技法の特徴この土器は底部が欠損していますが、口縁部の把手には土偶によく似た人面が、胴部には女性の陰部が表現されています。同じ類型の土器に新生児の頭部が描かれたものがあることから、この土器は出産において新生児が顔を出す直前の段階を表していると考えられています。また、土偶などと同様に神の体から作物が生まれるというハイヌウェレ型神話との関連が指摘されており、女神の体内で生み出された食物を共同体で分け合うような儀礼の存在が想定されます。さらに、出土状況からこの土器は棺として用いられたと推察されており、同じ土坑から男性器を象った石棒も一緒に出土しているため、埋葬された死者の再生を願い、性交や出産の隠喩を込めた儀礼が行われた可能性があります。
時代原本縄文

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