マヌカン(1)
| 作品名(ヨミ) | まぬかん(いち) |
|---|---|
| サイズ | 30.0×20.5 |
| 作家 | 岩宮武二 いわみやたけじ |
| 制作年 | 1954 |
| 公開解説 | 米子市に生まれた岩宮は、写真館を経営していた叔父の村上誠三の影響で写真に興味を持ち、次々に作品を発表し高い評価を受けました。後に岩宮フォトスを設立し、商業写真でも活躍するとともに、大阪芸術大学教授として、後進の指導にもはげみました。 本作は、近所のマヌカン(マネキン)工場におかれていた廃品のマネキンを撮影したものです。束ね髪をして目を大きく見開いたマネキンの表情には、悲愁が漂い、まるでマネキンたちと語りながら撮影したかのようにさえ感じられます。マネキンをシュールレアリスム風にとらえたマヌカンシリーズは昭和29年(1954)第2回富士フォトコンテストカラーの部で金賞を受賞しました。発表当時の思い出を岩宮は、「多分、昭和の初期に作られたであろうマヌカンを廃品倉庫に見出した時、とっさに撮らねばならないと感じた。撮りたいでなく撮らねばならぬと直感した。この直感を言葉や文字で具現化することは、かえってその感じを希薄なものとし、あやまり伝えることになりそうだ。コンテスト1等は望外だった。」と語っています。 |