ザクロを持つ女

作品名(ヨミ)ざくろをもつおんな
サイズ56.0×41.0
作家北川民次 きたがわたみじ
制作年1954
公開解説 静岡県に生まれた北川民次(1894~1989)は、大正3(1914)年に早稲田大学を中退し、兄を頼って渡米。ニューヨークの美術研究所で絵画を学びました。30歳の時にはメキシコに渡り、帰国するまでの13年間、現地で美術学校の教師を勤める傍ら創作活動に取り組んでいます。
 帰国後は、メキシコ滞在中の研究をもとにメキシコの美術や絵画運動に触発された作品を二科展に出品するなどして注目を集めました。
 この作品は、顔を横に傾けた豊満な女性が、画面いっぱいに描かれた版画作品です。目を閉じた女性の表情は穏やかで、大きな手のひらには真っ赤に熟したザクロを優しく大切に包み込むように置いています。太くゆるやかな曲線で女性の力強さとやさしさを見事に表現した手法にも、メキシコの風土の影響を強く受けたたくましい造形性がみられます。

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