病める少女
| 作品名(ヨミ) | やめるしょうじょ |
|---|---|
| サイズ | 29.4×25.1 |
| 作家 | 高木虹朗 たかきこうろう |
| 制作年 | 1940 |
| 公開解説 | 左の頬に貼られたガーゼが何とも痛々しい、不機嫌な少女の表情が印象的なこの作品は、高木の長女淳子をモデルに撮影されたものです。その年の6月に開催された「中国写真家集団第4回東京展覧会」出品作6点のうちの1点です。また、昨年開催した特別展「奈良美智展」で奈良自らが当館所蔵作品から選び、会場内に展示した4点のうちの1点ですので、ご覧になった方もいらっしゃることでしょう。 少女の眼差しは、世の中のすべてを見透かしているかのように真っ直ぐにこちらに向けられています。真一文字に閉じている口元は、感じたことを、うまく表現できないもどかしさに、いらだっているようでもあります。頬にあてがわれたガーゼで隠された傷は、繊細で傷つきやすい少女の心を象徴しているようで、この作品の前に立つと上手に愛想笑いもできなかった、そんなもどかしかった子ども時代が思いだされます。 |