司葉子

作品名(ヨミ)つかさようこ
サイズ35.1×22.1
作家秋山庄太郎 あきやましょうたろう
制作年1966
公開解説境港が生んだクールビューティ・司葉子(1934−)。彼女を撮った秋山庄太郎の狙いは、奇をてらわず、被写体の内なる個性をそのままに写し取ることでした。レンブラントの油彩のような、明暗のくっきりした写真を撮りたいと、若き秋山は1947年から4年間映画撮影所の照明技術を間近で見て研究を重ねました。そして辿り着いたのが、モデルの斜め上に照明をセットし、背景は暗く沈ませて省略するという手法です。この手法は当時異端視され「黒バックの庄ちゃん」と渾名されるほどでした。また秋山は、モデルにはできるだけシンプルな衣裳を着せることを好みました。
さて、そんな秋山は司についてこのように評しています。「問題は唇元。澄ましているときは素敵だが、笑うとダメ。どこか硬ばった感じになってしまう。」悩んだ末、「一旦真面目な顔をさせておき、少しずつニンマリと唇の端を上げてゆく。すると極上の笑顔の出来あがり」と後年著書『麗しの銀幕スタア』(2000年、小学館)で明かしています。

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