ラジオ

作品名(ヨミ)らじお
サイズ23.5×28.0
作家足立正太郎 あだちしょうたろう
制作年1933
公開解説笑顔でラジオに身を寄せる少年と、ダイヤルを回す女性。少年の柔和な表情からは、2人の楽しげな会話や笑い声が伝わってくるようです。1930年代ラジオは低価格化や品質向上等の影響で受信数が増加し、広く普及するようになりました。当時はスポーツ中継や料理番組が人気を博したようですが、2人はどんな番組を心待ちにしていたのでしょうか。
1930年前後は写真史上、絵画とは異なる写真独自の表現を追求する新興写真が興った時期ですが、《ラジオ》は新興写真の要素を感じつつも、芸術写真の味わいである、柔らかな温かみが表れています。足立の写真はモチーフを包み込むような穏やかな空気感と鋭い視角が印象的であり、これは芸術写真と新興写真を追求する狭間で生まれたといえます。

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