初冬の大山
| 作品名(ヨミ) | しょとうのだいせん |
|---|---|
| サイズ | 90.0×122.0 |
| 作家 | 金沢虹坡 かなざわこうは |
| 制作年 | 1982 |
| 公開解説 | 大山は、最も古い記録で『出雲風土記』に国引きの杭として、「大神岳」、「大神山」などと出てきており、後にこの「大神山」を略して、「大山」と呼ぶようになったともいいます。山自体が御神体として崇められ、霊峰として中国地方 の連山に君臨している山です。また、富士山の山容に似ていることから、「伯耆富士」と呼ばれ親しまれています。 この作品「初冬の大山」は、金沢虹坡の生まれ故郷である米子市尾高附近から望んだ大山です。尾高という所は、大山の全姿を富士山の山容で望める地であるとともに、大山の主神大己貴命(おおなむちのみこと)をまつった大神山神社が、大山中腹にある夏宮(奥宮)に対して、冬宮(本社)として置かれている所でもあります。幼少期の金沢も大神山神社の氏子として、大山を朝に夕に眺めながら過ごし、崇拝していたことでしょう。また、「人の一生は旅である」と言って、旅を続けながら、絵を描いてきた金沢の心には、常に、この大山の 山容が宿っていたのではないかと思われます。毎年、雪化粧をした大山は、金沢の生家からも雄々と屹立して見え、冬の訪れを私たち麓に住む者たちに知らせてくれるのです。 |