小鳥屋

作品名(ヨミ)ことりや
サイズ112.0×145.0
作家笹鹿彪 ささかひょう
制作年1947
公開解説米子出身の洋画家・笹鹿 彪(1901-1977)が本作を描いた当時、日本は戦後の荒廃を引きずり、子どもを取り巻く環境は決して恵まれていませんでした。しかしこの画面からは、子どもたち、そして小さな生きものたちへの温かい眼差しが感じられます。穏やかな陽の光を背に、しゃがみこんで籠の中をのぞきこむ少女の後ろ姿からは、小鳥やウサギとおしゃべりする声が聞こえてきそうです。 笹鹿は、20歳のときに米子で開催した個展の挨拶のなかで、自作について「この可愛い私の小児を皆さんと一緒に愛し恵み共に発育させていただきたいと存じます」と述べており、まさに我が子のように作品を愛おしむ人柄の持ち主でした。店の奥と、右端に佇むもうひとりの女性の視線には、未来を生きていく子どもたちへの、 作者の敬虔な祈りがこめられているのではないでしょうか。

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