マツタカ
| 作品名(ヨミ) | まつたか |
|---|---|
| サイズ | 266.0×780.0 |
| 作家 | 中ハシ克シゲ なかはしかつしげ |
| 制作年 | 1997 |
| 公開解説 | こちらは当館収蔵品のなかで唯一の常設展示作品です。どんと構える大和塀が少し昔の日本の庭先を連想させます。外界の視線を遮りつつ、向こうがちらちら透けて見えるこの塀は鉄製ですが、裏面に木目調のシートが貼られ、どこかキッチュな雰囲気が漂います。塀にせり出した松も、よく見ると枝は溶接された鉄の丸棒、そして松葉は金色の真鍮線で表現されています。実際、庭にある松の多くが、剪定された人工美の極地であることを思い起こしてみてください。松の端にはプラスチック板で組み立てられたタカの一種オスプレイ(ミサゴ)が留まり、火災報知器の赤いランプを見つめています。これは実は、既存の報知機が防災管理上移動できなかったため、そのまま作品の一部として取り込まれたものです。設置から四半世紀近く美術館のなかにありながら、まるで野外のように塀と松とタカが相対し、人工的な自然の風景をあぶり出しています。 |