水道橋風景

作品名(ヨミ)すいどうばしふうけい
サイズ17.6×22.4
作家植田正治 うえだしょうじ
制作年1932
公開解説 1931年の春、米子中学校(現・米子東高)を卒業したばかりの植田は、地元の写真クラブ「米子写友会」に入会しています。当時写友会メンバーが盛んに撮影していたのは、絵画のような叙情性を特徴とする芸術写真と呼ばれるものでした。
 この作品は、東京滞在中に水道橋の坂の上から電車が降りてくるところを撮影したもので、日本光画協会展に出品し、特選となった植田の初期の代表作です。印画紙を丸めたり、たわめたりしながらプリントすることにより、人物や建物が縦に長く変形し、不思議な感覚が強調され独特の世界が広がっています。また、印画紙の表面にオイルを塗って、絵具や鉛筆などで修正を施す "雑巾がけ" と呼ばれる加筆技法を用いて、黒いところはより黒く描きこまれ、白と黒の際立ったコントラストを生み出しています。

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