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OMOIDE 抒情小曲集おもひで
| 発行 | 東雲堂書店 |
|---|---|
| 著者(編者)など | 北原白秋 |
| 発行・製作年月日 | 1911/06/05 |
| 備考 | 北原白秋の第二詩集。四版は明治44年12月10日発行 【目次】 序詩 骨牌の女王 金の入日に繻子の黒 焼き栗のにおい 黒い小猫 足くび 小兒と旗 青い小鳥 みなし兒 秋の日 人形つくり くろんぼ 断章 六十一 一、今日もかなしと思いしか 二、ああかなしあわれかなし 三、ああかなしあえかにもうらわかき 四、あわれわが君おもう 五、暮れてゆく雨の日の 六、あわれ友よわかき日の友よ 七、見るとなく涙ながれぬ 八、女子よ汝はかなし 九、あはれ口のかりそめのものなやみ 十、あはれあはれ色薄きかなしみの葉かげに 十一、酒を注ぐ君のひとみの 十二、女汝はなにか欲りする 十三、悩ましき晩夏の日に 十四、わが友よ 十五、あはれ君我をそのごと 十六、哀知る女子のために 十七、口にな入れそ 十八、われは思うかの夕ありし音色を 十九、ああさみしあはれさみし 二十、大空に入日のこり 二十一、わが友はいづこにありや 二十三、彌古りて大理石は 二十四、泣かまほしさにわれひとり 二十五、柔かきかかる日の 二十六、蝉も鳴くひと日ひねもす 二十七、そを思えばほのかにゆかし 二十八、あはれあはれすみれの花よ 二十九、梅の果に金の日光り 三十、 あはれさはうち鄙びたる 三十一、いまもなほワグネルの調に 三十二、わが友は 三十三、あはれ去年病みて失せにし 三十四、あああはれ青にぶき救世軍の 三十五、縁日の見世物の 三十六、鄙びたる鋭き呼子 三十七、あはれあはれ色青き幻燈を 三十八、瓦斬の火のひそかにも 三十九、忘れたる忘れたるにはあらねども 四十、つねのごと街を眺めて 四十一、かかるかなしき手つきして 四十二、あかき実は草に落ち 四十三、葬のかへさにか 四十四、顔の色蒼ざめて 四十五、長き日の光りに捲みて 四十六、かなしかりにし昨日さへ 四十七、疲れたる園のみどりに 四十八、なにゆえに汝は泣く 四十九、あはれ人妻 五十、いかにせむ 五十一、色あかき三日月 五十二、柔らかなる日ざしに 五十三、われは怖がる 五十四、忙しき葬儀屋のとなり 五十五、明日こそは面もあかめず 五十六、色あかきデカメロンの 五十七、あはれ鐵雄 五十八、ほの青く色ある硝子 五十九、薄青き歯科医の屋に 六十、あはれあはれ灰色の線路にそひ 六十一、新詩社にありしそのかみ 過ぎし日 泪芙藍 銀笛 ■ 陰影 淡い粉雪 穀倉のはめき 初恋 泣きにしは 薊の花 カステラ 散歩 隣の屋根 見果てぬゆめ 高機 歌い時計 朝の水面 青いソフトに 意気なホテル 霜 時は逝く おもひで 紅き実 車上 身熱 梨 鶏頭 椎の実 男の顔 水ヒアシンス 鷺鳥と桃 胡瓜 源平将棋 朝 人生 青き甕 赤足袋 大人とならばいかんせん あかき林檎 恐怖 乳母の墓 生の芽生 石竹おもいで 幽霊 願人坊 あかんぼ ロンドン 接吻 汽車のにほい どんぐり 赤い木太刀 糸ぐるま 水面 毛虫 かりそめのなやみ 道ぐさ 螢 わが部屋 監獄のあと 午後 アラビアンナイト物語 敵 たそがれどき 赤い椿 二人 たはむれ ■麥のにほい 青い鳥 TONKA JOHNの非哀 春のめざめ 秘密 太陽 夜 感覚 昼のゆめ 朱楽のかげ 幻燈のにほい 雨のふる日 ボール 尿する和蘭陀人 水中のをどり 怪しき思 金縞の蜘蛛 兄弟 思 水銀の玉 接吻後 たんぽぽ 柳河風俗詩 柳河 櫨の実 立秋 水路 酒の■ 一、金の酒をつくるは 二、からしの花の実になる 三、酒袋を干すとて 四、酛すり唄のこころは 五、麥の穂づらにさす日か 六、人の生るるもとすら 七、からしの花も実となり 八、櫨の実採の来る日に 九、ところも日をも知らねど 十、足をそろへて磨く米 十一、ひねりもちのにほいは 十二、かすかに消えゆくゆめあり 十三、さかづきあまたならべて 十四、その酒のその色のにほいの 十五、酒を醸すはわこうど 十六、ほのかに忘れがたきは 十七、酒屋の倉のひさしに 十八、カンカンに身を載せて 十九、悲しきものは刺あり 二十、目さまし時計の鳴る夜に 二十一、わが寝る倉のほとりに 二十二、倉の隅にさす日は 二十三、青葱とりてゆく子を 二十四、銀の釜に酒を湧かし 二十五、夜更けてかえるふしどに 酒の精 紺屋のおろく 沈丁花 NOSKAI かきつばた AIYANの歌 曼殊沙華 牡丹 気まぐれ 道ゆき 目くばせ あいびき 水門の水は 六騎 梅雨の晴れ間 韮の葉 旅役者 ふるさと |
| 発行年 | 1911年 |