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本邦洋楽変遷史
サブタイトル | 音楽教育史文献・資料叢書 2 |
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発行 | 大空社 |
著者(編者)など | [著者] 三浦俊三郎 [監修] 河口道郎 |
発行・製作年月日 | 1991/10/22 |
備考 | 【目次】 緒論 音楽史の特質と効果、本書の研究対象並其の範囲、本書の区分、南蛮紅毛楽時代、欧風音楽時代、日本的洋楽時代、世界的音楽時代 第一編 南蛮紅毛楽時代 上 舶来音楽 第一章 吉利支丹音楽の渡来 リュウト、ヴィヨロン、トロムペットの奏楽、ザヴィエーと邦人の接触、教会音楽の嚆矢、賛美歌、十誠、悔罪詠歌、諸聖頌徳、経文歌、喇叭吹奏の歓迎、ミゼレレの大合唱、ミゼレレの楽的価値 第二章 南蛮寺弥撒と風琴の伝来に関する史実 最初の教会献堂式、南蛮寺と賛歌、高槻の弥撒祭、洋学校の音楽教授、吉利支丹学校の洋楽演奏、オルガン伝来、オルゴルとオルガン、弥撒とその推移 第三章 吉利支丹歌の讃仰と受難 吉利支丹歌の讃仰、吉利支丹歌の日本化、受難の吉利支丹歌、生月島の歌、海外地方の歌、浦上地方の歌、 長崎地方の歌、洋楽の仲介伝播者 第四章 南蛮音楽と南蛮音楽 南蛮人、南蛮人の進出、長崎出島、和欄商館と公比丹の生活、南蛮音楽の移入、チャルメラ、太平笛、嗩吶 鎖吶、唐人笛、喇叭チャルメラ、ラベーカ、レベッカ、レバーブ、レベツクガイゲ 第五章 ラベーカに関する所説 「糸竹初心集」の節、「浅草舟行」の説、「筠庭雑考」の説、「環海異聞」ラベーカの図、「江戸時代の音楽」のラベーカと響尾蛇の説 第六章 ヴァイオリン構造の発達 堤琴発達の経路、レベツク、トウムルシャイト、ラードライヤー、フィデル、ヒヤロツタ、大ガイゲ、小ガイゲ、ギオーレ、ギオーレバス、堤琴製作法の創始者、リュウトの沿革 第七章 紅毛人の音楽並楽器 紅毛人と其の文化、元和時代の演奏楽器、クリスマス音楽、諏訪神事と紅毛楽、江戸町の兵隊さん歌、紅毛楽器 下 鎖国と音楽 第八章 欧風楽器の移入 鎖国時の各国形勢、制限的通商、甲比丹ジーフ、楽器輸入、最初の使用者、欧風音楽、日本音楽の音程 第九章 欄人の江戸参府と歌舞音曲 蘭人甲比丹の江戸参府、綱吉時代における使節ケンペルの歌舞、吉宗時代の於ける使節一行の歌舞 第十章 洋楽の洗礼を受けた長崎音楽 長崎人と音楽趣味、長崎音楽の外国化、天明の和洋合奏、諏訪神事踊、兵隊調連歌、振遠隊の軍楽行進曲 第十一章 唐土音楽の日本進出 魏九官の明楽、鉅鹿民部の船楽、唐俏心越の七絃、月琴、銅羅、僥鈑、胡弓、唐人唄、唐笛、唐人踊、 九連環看々踊、和漢洋の混淆 第十二章 鎖国と邦楽の灼熱 三味線楽の発達、筝曲の進歩、俗楽の隆盛、雅楽研究者の輩出、十二平均律の発表、エリスの測定表 第二編 欧風音楽時代 上 洋楽の揺籃 第十三章 亜米利加軍楽隊の来訪 琉球国王慰安演奏、久里浜上陸の鼓隊、米国々歌奏楽、軍楽々器図解、米水平の舞踏と奏楽、ボーハンタン号上の軍楽、水平葬送の音楽 第十四章 居留地外人音楽 居留民の生活と音曲、五か国人合同の音楽行進曲、片笛、手風琴、長い喇叭、ヴィオロンセロ演奏図、ヴィオーレとアツコルジョン、遊行音曲、鈍宅なればの踊、大太鼓、オルゴル、調連行列の吹奏楽隊、舞台音楽の濫觴、オルゴルに合わせて踊る 第十五章 洋風歌曲の胎生 洋人歌曲、「刺土温司諾」、「尾牙底耳」、「刺典米西」の歌、活惣は日本曲か、活放連の説、「宮様の曲」、シーボルトの日本旋律 第十六章 欧風軍楽隊の起源 軍楽の胎生、蘭式鼓隊、蘭式鼓笛譜、西洋の笛、軍楽喇叭の濫觴、佛人ギッチと小條秀一、鎌田真平、英人フエントンの軍楽伝習、ベツソン製楽器、天皇礼拝敬頌の歌、軍楽器編成記録、直伝の軍楽曲、維新マーチ、フエントンの君が代、薩摩の洋式軍楽採用説 第十七章 陸海軍軍楽器隊の創設 兵部省軍楽隊、兵学校寮佛国式喇叭隊、初代の隊長西謙蔵、軍楽に佛国式採用、軍楽教師ダクロン、アンジェールブレナッシュ、鉄道開通式と楽兵隊、軍楽隊の独立と其営所、初期軍楽隊条例、軍楽の市井開放、服制の制定、教導国軍楽隊条例、英国式軍楽隊、官等級制定、軍楽器編成、西南役の活動、募集規則の濫觴 第十八章 基督教賛美歌の誕生 宣教師の来朝、オルガニストサルトフ、函館協会の聖歌、邦語賛美歌の合唱、澤邊琢磨の挿話と創作曲、ゴーブル訳賛美歌、訳歌詞の発達 第十九章 各派賛美歌の翻訳出版 仙台福音会賛美歌、ルーミス賛美歌、ブラウン賛美歌、賛美の歌、ブラウン編聖書の抄書、デビス編賛美の歌、教の歌、賛美の歌、ブレスビデリアン改正賛美歌、ライト編使徒公会の歌、デビソン編賛美歌、フオス編賛美歌、ワーレン編真神賛美の頌、カーチス編賛美のうた 第二十章 学制頒布後の教育音楽と図書並歌曲 小学校の創設、世界国尽の誦謡、教科書に現れた洋楽器、異人双六に現れた洋楽器の名称、彼日氏教授論 女子と洋楽、音楽改良論、雅楽唱歌の創作、皇后陛下御下賜の女子師範学校 第二十一章 雅楽の欧米楽研究 明治維新の雅楽家、洋楽公開演奏、雅楽家の創作曲、最初の洋琴練習者、雅楽家の欧米楽研究、君が代制定と初演、楽部伶人の悩み、楽部伶人の待遇改善、指揮者ドヴライツチ 第二十二章 唱歌の説 筆者田口卯吉、唱歌の必要論、調子の必要、唱歌規律、唱歌に対する希望、田口卯吉略歴 第二十三章 唱歌という名称に就いて 唱歌語源、筆者吉丸一昌略歴 下 音楽教育 第二十四章 文部省音楽取調掛の創設 音楽取調掛設置の動機、伊澤修二の計尽案、音楽取調掛創設、メーソン教師招聘、メーソンの閲歴ボストンにおけるメーソンの偉業、伊澤修二履歴 第二十五章 唱歌教育の濫觴、唱歌の授業開始、メーソンの個人指導、音楽取調掛伝習募集、洋楽器の設備、皇后陛下御前演奏、学習院生に唱伝習、音楽演奏会、音楽取調事務大要、小学校唱歌集の出版、女子伝習生の廃止、ニッケルト教授嘱託、音楽関係書籍、音楽取調所成績発表、文部省新築館、第一回卒業演奏会、ソーブレツト、君が代四部合唱、取調掛当初の状況、唱歌会の設立、東京唱歌会、芝唱歌会、府立唱歌速成所、東京音楽練習所 第二十六章 官立音楽学校の成立 東京音楽学校、同行設立の建議書、伊澤修二校長兼任、創立当初の商議員、音楽教師ヂツトリヒ略歴、幸田延子留学、校舎新築成る、村上範写馳校長就任、第四回卒業式、授業法演習情況、高師付属となる 第二十七章 テルシヤツクの音楽学校参観記 御前演奏の栄を担へるテルシヤツク、テルシヤツクの音楽意見、大日本音楽会の演奏に就いて、声楽に対する批評、楽器に対する批評、ヂツトリヒとその高弟 第二十八章 君が代の由来 歌詞の由来、歌詞選者の諸説、天皇奉祝の楽譜改定上申書、君が代撰定委員、君が代の選定、永遠の頌歌君が代、中村裕庸、林廣守 第29章 陸海軍軍楽隊の動静 エツケルト略歴、軍楽隊の共進会出演、アンチレーヤ司令長官旗に軍楽随従、専用喇叭譜制定、中国行幸の供奉、海軍軍楽隊の編成、軍楽条例制定、グスターフアルべ、軍楽練習所東京に新設、呉、佐世保に擴張新設、第一次服制の改正、ダクロン当時の隊員氏名、古矢弘政、工藤貞次留学、ダクロン解傭後の頽廃、ルルーの革新、第二次服装の改正、軍楽編成の推移、ルルーの告別の辞、榴ケ岡における演奏、陸軍軍楽に獨逸式加味 第三十章 音楽関係書籍の出版と創作歌曲 スペンサーの教育論、諸祭日唱歌譜、基督公会の歌、賛美歌、小学唱歌集、唱歌掛図、明治頌、新体詩抄と抜力隊の歌、教育学、音楽問答、楽典、音楽指南、小学唱歌集三編、抜刀隊の曲とその変形、日本皇帝に捧ぐ、日本ワルツ、譜付基督教聖歌集、新体詩選と敵は幾萬の歌、音楽沿革史、サクソホーヌ実科大全書、音楽入門、御下賜の御歌金剛石、楽典初歩、明治唱歌、大日本礼式、日本民謡、音楽要領釈義、音楽教科書、中等唱歌集、唱歌萃錦、憲法発布頌、神仙賛美歌、帝国唱歌、帝国議会開院の頌、音楽雑誌と発刊主旨、国民唱歌、音楽理論、風琴教授詳説、音楽利害、凱旋歌、脚本楽譜条例 第三十一章 洋楽演奏会の発達 音楽取調掛演奏会、第一回卒業演習会、モーレル堤琴独奏会、音楽取調所卒業演奏会、台覧の活人画音楽会 大日本音楽会、東京音楽学校演奏会、憲法発布祝賀夜会、メーセルウエン歌劇音楽会、卒業演習会、立太子式祝賀音楽会、紀元節祝賀音楽会、テルシャツク演奏会、新築開校式演奏、博覧会奏楽堂音楽会、卒業演奏会、第十五回大日本音楽会、後楽園と演奏場、一橋高商音楽会、学友会演奏会、卒業演奏会、墺国軍艦軍楽演奏 第三十二章 舞踏会の勃興と私設音楽団体の出現 外相の天長節祝賀夜会、鹿鳴館のダンス、舞踏家ヤンソン中心の会合、東京舞踏会、東京倶楽部発企主意 大日本音楽会の創立、同会規約、伊藤公主催仮装舞踏会、欧化主義の非難、音楽会社の設立と経営難、株式東京市中音楽隊、グランドホテルの舞踏音楽、東洋音楽会の組織、ホテルダンス音楽の争奪、リゼット一派の神戸進出、内外装飾会社 第三十三章 祝祭日儀式唱歌の制定 唱歌の全国的普及、儀式唱歌に関する通牒文、儀式唱歌制定委員、儀式唱歌作者、祝日大祭日歌曲公布、君が代楽譜研究、君が代の標準レコード 第三十四章 洋風楽器とその制作 洋風楽器の種類、蓄語器、紙腔琴の制作、当時の雑誌に現はれた楽器広告、西洋楽器の製作、最初の洋楽器、オルガンとピアノ、山葉オルガン並ピアノ、鈴木ヴァイオリン、ハーモニカ 第三十五章 ニコライ堂の声楽合唱 教会堂付属音楽学校、聖教神学校合唱隊、鹵簿通過に君が代四都合奏、ケーベル博士と合唱隊、ニコライ堂鎮 第三編 日本的洋楽時代 上 軍歌調流行 第三十六章 日清日露両役を機契とせる軍歌の発展 敵愾心に燃えた軍歌の発生、士気作興の軍歌、征清軍歌の続出、軍歌の英訳出版、伊国皇后の軍歌御懇望 明治二十八年出版の軍歌集、戦後の軍歌流行、明治三十七年刊行の軍歌集、明治三十八年刊行軍歌集、征露軍歌の楽的価値 第三十七章 明治大帝の軍歌振興に関する大御心 一視同仁の大御心、軍歌御添削、成歓の役、平壌の大捷、黄海の大捷、側近者に対する軍歌創作御奨励、海軍軍歌、陸軍軍歌 第三十八章 哀の極の創作と軍楽の拡充 大葬々送楽に軍楽の採用、哀の極の勅令発布、作者エッケルトと工藤貞次、儀仗軍楽隊、演奏規程の制定 哀の極楽譜 第三十九章 戦時と平時の軍楽隊の動静 軍楽隊の出征、戦地動静、雪の進軍の創作、大本営付軍楽隊の活動、旗艦松島乗組軍楽隊の戦死者、台湾政討に従属、喇叭鼓隊編成、軍楽学校長渡獨、軍楽教科書編纂、奏楽請求手続、吉本光藏の獨逸留学、北清事変に従軍、四元義豊、舞鶴軍楽隊の新設、英皇帝戴冠式参列、永井建子渡歌、日露戦役に従軍、戦死者、軍楽隊の拡張、凱旋大観兵式、凱旋大観鑑式 第四十章 音楽図書と作曲者 当代の作曲者概観、唱歌検定制度成る、女学校唱歌教授要目、幼稚園唱歌集、小学校歌、図解ヴァイオリン指南、新編音楽理論、中等教育音楽教科書、音楽講義、仏教音楽論、音楽全書洋楽の栞、普通音楽教科書、俗楽旋律考、エッケルト旅順陥落記念行進曲、オーボエ教科書、同声会雑誌創刊、新鮮楽曲大要、和声学初歩、風琴洋琴行進曲、新式唱歌、奉悼歌と哀の極み、オルガン教則本、ヴァイオリン初歩、ヂツトリヒオルガンピアノ楽譜、祝日大祭日唱歌重音譜、鉄道唱歌、楽典教科書、方舞、新式楽典教科書、音楽遊戯界創刊、マンドリン教科書、進行曲萃、須磨の曲、欧米各国舞踏大観、楽典大要、楽典教科書、音楽講義録、音楽新報創刊、ドヴライツチ戦勝行進曲、オルガンピアノ練習書、西洋音楽史、西洋音楽案内、常闇、附外国音楽書目録 第四十一章 東京音楽学校 高師付属となる、四不思議の新聞評、小学唱歌講習科新設、ヂツトリヒの帰国、バトットンブロツクサム、幸田延子の帰朝、東宮殿下の御前演奏、邦人創作ソナタの発表、神田分教場設置、ケーベル略歴、定期演奏会の嚆矢、東京音楽学校の独立、皇后陛下の後啓、ノエルペリー、アンナラール、規則改正、滝廉太郎、皇后陛下の御前演奏ハイドリッヒ就任、島崎赤太郎獨逸留学、渡邊龍聖、大島義修、音楽得業士廃止、高嶺秀夫校長兼任、当時の試験問題、湯原元一校長就任 第四十二章 基督教各派賛美歌の統一 基督教不振時代 福音大会の賛美歌統一案、宣教師大会の編纂決議、賛美歌審議会、マクネヤ中心の第一編完成、共通賛美歌編集委員、賛美歌の音楽的価値 第四十三章 職業音楽隊と研究的音楽団 通俗音楽隊の普及、美装の音楽隊、商宣伝の音楽隊の起り、所言楽隊の演奏曲目、鼓隊奨励と不振、研究的音楽国体、各都市の音楽国体と其の活躍、各府県音楽国体規則 第四十四章 日比谷音楽堂の建設と公演奏楽 近代式公園の計画、楽堂建設の要望、位置と構造と建築費、開堂式と軍楽演奏、第二回公園奏楽、第三回公園奏楽、公園奏楽の中止、楽堂聴衆席の改造、凱旋大音楽会、公園奏楽の曲目、楽堂聴衆席の改造、凱旋大音楽会、公園奏楽の曲目 第四十五章 中央に於ける音楽演奏会の超勢、愛国的音楽会の傾向、音楽会に対する取締、和洋楽の対峙、明治音楽会の設立、大日本音楽会の復活、ユンケルと交響曲、ドヴィライツチの指揮、邦人の演奏指揮者と演奏者、外人演奏者、明治二十七年至明治三十九年中央楽壇に於ける演奏会並曲目 下 洋楽の進展 第四十七章 洋楽の進展期に於ける主なる研究と楽論 理論的研究の先駆者、美学的研究者、音楽理論の民衆化、明治四十一二年楽論、音楽家の芸人扱いに対する憤慨、歌劇上演禁止に対する一部の不満、音楽に現れたる研究と論説、同曲譜、明治四十四年以降新聞雑誌に現れたる研究と楽論 第四十八章 オペラの日本進出と日本歌劇の発達 オペラの日本進出、最初の日本歌劇愛宕の夜風、オペラ研究会の創設、オルフオイス上演について、歌舞伎座の露営の夢、文芸協会の常闇、楽苑会、バンドマン歌劇の非難、ドラマチック倶楽部、帝劇の洋楽編成、歌劇の興奮、有楽座の青髭、バンドマンコミックオペラ、演塾同志会のエルガ、帝国歌劇の初演、胡蝶の舞、釈迦、能野の批判、歌遊び、浮れ達磨、歌劇に対する論評、近代劇協会、国民歌劇会、宝塚少女歌劇、歌劇専門のローヤル館、浅草公園観音劇場、バンヴァード喜歌劇団、山田耕作歌劇講演会 第四十九章 発絃音楽の発展 ブレクトラム楽器の移入、最初のマンドリンソサエティー、マンドリンの紹介者、マンドリン教科書、上野美術学校のマンドリンクラブ、同志社大学のマンドリンクラブ、慶応マンドリンクラブ、サルコリーの指揮、シンフォニカオーケストラ 第五十章 私立音楽学校並音楽団体の交流 帝都に於ける音楽団体、女子音楽学校、東洋音楽学校、女子音楽院、東京フィルハーモニー、明治音楽会の活躍、三越オーケストラバンド、松坂屋管弦楽団、初等教育唱歌研究会、如月社、ハイドンカルテット、宝塚歌劇学校、大阪音楽学校、大塚音楽学校、大連ヤマトホテル管弦学校、内外混声合唱団、日本家庭音楽会第五十一章 各都市の於ける市歌制定の機運 市歌の意義、京都市歌、大阪市歌、横浜市歌、名古屋市歌、第一次東京市歌の選定難、第二次募集と選者、東京市民歌、神戸市歌 第五十二章 わが国軍楽隊の飛躍 軍楽隊の海外発展、同隊の弦楽研究、日英博に軍楽隊の活躍、英国皇帝戴冠式参列、戴冠式後の消息、官等改正と異動、工藤貞次退役、東京音楽学校委託生、旅順軍楽隊の廃止、管弦楽公開、皇后陛下御前演奏、三師団軍楽隊増設、御大葬に参列、永井建子退役と告別演奏、御大礼に京都供奉、瀬戸口藤吉告別演奏 第五十三章 訳歌謡曲並音楽図書出版界の進展 獨逸歌謡曲の流行、訳歌せし人々、近藤朔風とその作品、創作界概観、欧州大戦時の我が流行歌、排日歌の芸術観、明治四十年以降刊行音楽関係図書目録 第五十四章 この時代に於ける東京音楽学校 円満主義の教育、フレックウエルクマイステル、各科の卒業式合併、当時の卒業演奏、オルフオイスの上演中止、規則改正の要点、音楽学校規則、ロイテルベツツールド来歴、音楽の創刊、校舎の増築、小学唱歌編纂資料、第一回レコードコンサート、湯原校長欧米出張、ユンケルの功績、クローンショルツ就任演奏、尋常小学校唱歌の完成、皇后陛下御前演奏、両陛下の御前演奏者、茨木清次郎校長就任 第五十五章 諒闇と音楽 歌舞音曲停止、音楽師匠の苦裏、音楽教師に対する非難、音楽の権威と力、音楽教師の態度、奉悼歌の由来、明治大帝奉悼歌、御大葬奉送曲哀の極 第五十六章 御大典に於ける奉祝音楽 奉祝歌詞、審査選評、歌曲当選者、楽譜審査委員、楽譜の一部修正、大響夜宴の管絃楽、曲目の選定について、ドヴィライツチ作大典奉慶行進曲 第五十七章 中学校長会議に於ける音楽科無用論 全国中学校長会議、文部省の諮問案に対する唱歌無用の答申 唱歌科を欠く中学校数、中学校諸君に問う、語られたる唱歌科の価値、中学校に於ける音楽教師論 第五十八章 洋楽演奏会の変遷 音楽会の開催難、警視庁の音楽会に対する圧迫鑑賞、新進音楽家の地方進出、東京音楽学校管絃楽団の復活、外人音楽家の地方進出、東京音楽学校管絃楽団の復活、外人音楽家の楽壇登場、日比谷公園奏楽の活躍、軍楽隊に管絃楽新設、全国的奉祝音楽会、皇后陛下音楽学校行啓、この時代に於ける音楽会並曲目 楽譜目次 一、維新マーチ(フェントン直筆の英式行進曲) 二、フェントン作曲 天皇礼式歌(最初の君が代) 三、越天楽(平調律旋) 四、忠臣(越天楽を唱歌に改作のもの) 五、邦人作の抜刀隊の主旋律 六、ルルー作抜刀隊の歌 七、凱旋歌(永井建子作曲) 八、祝日大祭日歌唱並楽譜(官報第三〇三七号付録) 九、哀の極 一〇、地理教育鉄道唱歌 十一、荒磯(滝廉太郎遺稿) 十二、横浜市歌 十三、名古屋市歌 十四、神戸市歌 |
発行年 | 1991年 |