和歌山県立紀伊風土記の丘撮影

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3分割焼成の家形埴輪

名称(ヨミ)サンブンカツショウセイノイエガタハニワ
指定年月日2016/08/17
法量(cm)【切妻屋根】幅 (64.8)cm 奥行 (49.2)cm 高さ (34.4)cm 遺存率 60%
【寄棟屋根・身舎】幅 73.0cm 奥行 [68.8]cm 高さ (60.0)cm 遺存率 30%
【高床部・基部】幅 66.8cm 奥行 68.0cm 高さ [38.4]cm 遺存率 20%
材質・技法
特色・解説・特記事項
資料群名和歌山県大日山35号墳出土品
時代・時期古墳時代・6世紀前半
品質形状【切妻屋根】大棟・破風を大きく欠損。堅魚木4箇所のうち、3本残存未接合。千木は3ヶ所残存、接点なし。堅魚木・千木も含めて、8点未接合の状態。屋根には鰭飾り状の棟覆を格子状に取り付ける。妻側にスカシ孔があり、棟持柱がつく。2条一括沈線による線刻がある。千木は上端部中央に切りこみがあり、2条一括沈線によって施文されている。
【寄棟屋根・身舎】本体は屋根部と身舎部で2分割の状態。この他、剝離した身舎部の柱と裾廻り片が15片ある。寄棟屋根上部は切妻屋根をのせるために平坦に製作されており、妻側に盾状の線刻を施した棟持柱の下部が取り付く。2条一括沈線と刺突文が施された障泥板を貼り付けている。身舎は壁の四隅と四壁の中央に粘土板を貼り付け、柱を表現している。柱には2条一括沈線と刺突文による盾状の線刻がある。出入り口あるいは窓は各壁に2ヶ所ずつ設けられている。
【高床部・基部】高床部と基部は互いに分離した状態で、いずれも多数の破片により復元している。高床部の総柱は9本のうち2本の一部のみ残存。基部は方形であり、柱を挿入するための円形の孔が9ヶ所とスカシ孔が3ヶ所確認できる。3分割未接合の状態。
出土・収集地大日山35号墳(岩橋千塚古墳群・和歌山市)・東造出
地区・遺構名・層位中央部
調査年度平成15年(2003)~17年(2005)
報告書名和歌山県立紀伊風土記の丘編2013『大日山35号墳発掘調査報告書- 特別史跡岩橋千塚古墳群発掘調査・保存整備事業報告書 2-』
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