濃州郡上合戦図
| 整理番号 | 251 |
|---|---|
| 大分類 | 絵図 |
| 中分類 | 中部地方関連 |
| 法量(タテ) | 159.00 |
| 法量(ヨコ) | 360.00 |
| 摘要 | 臼杵藩主の稲葉氏は、関ヶ原合戦当時、美濃国(現在の岐阜県)の郡上八幡城を居城とし、関ヶ原合戦当時もこの居城で戦いを繰り広げていました。その様子を描いたのが、この絵図です。画面の半分強を占める城と城下での合戦の様子と、画面右での稲葉典通(のちの2代目臼杵藩主)の活躍を描いた、絵画的要素の強い絵図です。臼杵市が所蔵する近世絵図資料群(大分県指定有形文化財)の大部分は、いわゆる地図的機能を重視した資料が大部分ですが、この絵図は絵画的要素が強いため、伝来系統が他の合戦図とは別と考えられます。つまり、他の絵図が藩校や絵図方などで管理されていたのに対し、系図方などの稲葉家の由緒来歴に関する資料を管理する役所で管理されていたのではないかと推定されています。 |