汽船発着所附近

(浦安)汽船発着所附近

作成年(和暦)
形態葉書
公開解説大正8年(1919)から、東京(深川高橋)と行徳との間を往復するようになった東京通船株式会社「通船」の発着所。船の大きさは10トンほどで、焼玉エンジンを使用していた船であった。約30分おきにに運航され、高橋までの所要時間はおおよそ1時間であった。『浦安町誌』上巻p159によると、昭和4年(1929)の浦安発着所からの通船の乗客数は4万15人、後客数は3万9800人であった。汽船発着所付近のことを、かつて蒸気船が発着していた場所ということから、町の人たちからは「蒸気河岸」と呼ばれていた。
陸上交通の発達や激化する戦時体制下の燃料統制の影響をうけ、昭和19年(1944)に通船は廃止となった。
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