博物館収蔵 №11204

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マッチ(船宿 茂七)

資料名(ヨミ)マッチ
地方名マッチバコ
収蔵番号011204
使用地猫実
公開解説小さな軸1本で火がつく画期的な発火用具。軸木の頭薬(塩素酸カリウム・二酸化マンガン・硫黄など)と、箱などに塗布した側薬(赤リン・硫化アンモチンなど)とを摩擦させて発火させる安全マッチが主流となっている。マッチの発明者はイギリス人の薬剤師で、1827年のこととされている。日本には江戸時代末期に輸入され、「紅毛付木」、「擦付木」などという名称で販売され、製造は明治5年(1875)、フランスに留学した清水誠が黄リンマッチを作ったのが始まりという。その後、マッチ製造は日本の一大輸出産業となり、大正時代にはスウェーデン、アメリカと並び、世界の3大マッチ生産国となった。今日でもマッチ箱に商店や飲食店の広告を印刷した、宣伝用のマッチが使われているが、発火具としてはライターが主流となっている。この資料は、船宿「茂七」のマッチ。「つり船 あみ船 潮干狩 うなわ網 す立 海水浴」、「船宿茂七」、「電話〇四七三 57 二九三三(フクミミ)」とある。船宿茂七はアオギス脚立釣りの船宿として繁盛した。
使用年代昭和
キーワード船宿 釣り船 火 アオギス 脚立釣り 遊漁 マッチ箱

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