13464

竹片のついたハゴと竹片

資料名(ヨミ)ハゴ
地方名ハゴ、タケヘン
収蔵番号013464
使用地君津市人見、神門
公開解説イカを釣る際に使う2本爪の仕掛け(ハゴまたはテンヤと呼ばれる)の一つ。君津市の人見浦(小糸川河口)で昭和30年代に使っていたハゴを再現したもので、竹の背がついている。はじめは竹の背のないハゴであったが、昭和30年代に入ると、竹で餌(クルマエビなど)を突きとおすタイプのハゴになってくる。針金だけのハゴは昭和20年代~30年代前半までとされる。
細い竹串部分を、餌となるクルマエビの胴体の尻から頭にかけて貫通させて針に固定する。針金だけのタイプだと、海中で裏表に回ってしまい、動きが悪いので、背となるように竹片を広くつけ、さらに餌を突き刺すための串部分もつけるようになった。竹片は羽子板状で、「ハゴ」という名称は、「羽子板状の竹片をつけた」ことから由来するのではないかと、『干潟の民俗誌』(坂井昭氏著)に記載されている。
キーワードイカ釣り、シリヤケイカ、コウイカ、君津市、イカ網、イカカゴ漁、イカアミ、烏賊網、いかかご

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