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皿(漆皿)
資料名(ヨミ) | サラ |
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地方名 | サラ |
収蔵番号 | 008031 |
使用地 | 浦安市猫実4-2-15 |
公開解説 | 食物を盛るために使用する、平たくて浅い器。陶器・漆器・金属製などのものがある。この皿は漆の小皿、10揃い。猫実村の名主家(醍醐家)から寄贈を受けたもので、多人数が集まる際に使用されたもの。前当主の故、醍醐和子さん(昭和8年生まれ)への聞き取りは以下の通り。 「寄贈した茶碗とかお膳とかは、みんな家で使っていたものです。いいのはうちで、お茶で使っていたので、そのほかのものを寄贈しました。一番古くは箱階段(№00087)を寄贈しました。箱階段は主屋で使っていたもので、土蔵つくりで、2階にあがるのに使っていました。2階には格子があって、そこから下が見えたんです。昔は冠婚葬祭など、みんな家でやりました。今みたいにホテルなんか、ありませんでしたし。料理は功徳林さんが新井(市川市新井)で仕出し屋さんをしていました。うちで冠婚葬祭とか大勢、人が集まるとき、料理人の方がうちに材料などを持ってきて、うちで作って、お客さんに出しました。お茶碗などはうちにあるもの(博物館への寄贈品)を使いました。材料は持ってきて、うちの台所を使って調理をしたんです。今の功徳林さんの親の親、おじいさんにあたる人が来ていて、料理をしていたのを覚えています。うちの台所で全部つくって、うちにあるお椀などに盛り付けて、それでお客さんに出しました。人が集まるところは、主屋の一番広いところを開放していました。私の結婚式は昭和24年(1949)3月です。私の結婚式のときも1日ではお客さんがいっぱいになってしまうので、2日に分けて家で行いました。当時はホテルなんてないし、人が多くて、うちに入りきれなかったんです。戦後で品物もないときでしたね。ちょうどキティ台風の前でした。」 |
キーワード | 醍醐家 |