007714

目串

資料名(ヨミ)メグシ
地方名メグシ
収蔵番号007714
使用地浦安 猫実
公開解説竹製の棒(串)で、台簀(海苔干し台)で天日干しのときに、海苔簀を台に固定するときに刺して使った。
メグシはロクロベエ(市船)などの漁具屋でリンゴ箱に入って売っていた。モトが太くてウラが細いので、交互に入れてあった。リンゴ箱一杯だと、かなりの数があったという。メグシバコは、ミカン箱に柄をつけた箱で、メグシを入れて持ち運ぶのに使用した。
 海苔干し台は、春はエンピで崩して、その後すぐに田んぼになる。メグシを落とすと危険なので、「絶対になくさない」という気持ちであった。実際、海苔簀は必ず一枚づつ返すので、メグシはなくすものではなかった。海苔を返すとき、一番最初の1本を頭の毛やハチマキなどにさして、その1本は一番最後にとめる場合に使用した。
使用年代昭和
キーワード海苔 海苔製造

PageTop