牛山海苔店、嫁入り道具か

牛山海苔店奥様の嫁入り道具(長野県諏訪市の結婚)

作品名牛山海苔店から借用したポケットアルバムからの複写写真
プリントNo.15300
撮影日(和暦)昭和33年10月
公開解説当代島の牛山海苔店のアルバムに残っていた写真のうちの一枚。店主 牛山宣利さん(のぶよし・昭和6年生まれ・当時27歳)と洋子さん(昭和11年生まれ・当時22歳)の結婚式に際し、奥様のご実家が用意した嫁入り道具一式。ご夫妻ともに、長野県諏訪市の出身。結婚式は、諏訪の公民館で挙げた。
当時の諏訪地方では、嫁入り前に、花嫁の実家において嫁入道具一式を近所に人たちに披露するという風習があった。この写真には、タンス3棹、鏡台(大と小)、ミシン、布団(夫婦用の寝具のほか、来客用も含まれる)、座布団(5枚)、タライ、洗濯板、鍋類などが写っている。「田舎の家は、表に縁側、裏の廊下にはガラス戸があった。それらをはずして、裏から表から、近所の人がこの嫁入り道具をみんな見に来るんです。これは、結婚前の実家で嫁入り道具を並べたときに、親戚とかが撮影してくれた写真だと思う」とのこと。
長女(昭和35年生まれ)が、この嫁入り道具として持ってきたタライで水遊びしている写真(№15305)も残っている。
キーワード海苔問屋 御湯花講 

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