博物館収蔵 №006819

簀編み機

資料名(ヨミ)スアミキ
地方名ノリスアミキ
収蔵番号006819
使用地浦安 猫実
公開解説海苔をすくための簀(海苔簀)を編むときに使用する機械.足踏み式で、機械化の初期のものとみられる。「簀編み機」は戦後、昭和20年代に登場した。機械で編むと、一日100枚は楽に編んだものだが、手ではふつう50枚、夜なべかけて60枚くらい編んだという。簀に使用するヨシは梅雨明け頃に刈る。1週間から10日間ほど干してから、葉をとる。それから太さを選別する。切ったヨシ(スベとも呼ぶ)は葉を2枚ぐらい残して「簀編み台」に乗せ、交互に編んでいく。海苔簀編みは主に女性の仕事だが、男・子どもも行った。簀編み台のおもりを「つづ(つる・つつる)」と言い、このつづを前後に動かし、ヨシに糸をからげていく。アラズ(新しい簀)の方が、海苔が上手にでき、仕上がりがよい。海苔のはがれがよいし、乾きもよい。一シーズンで1,000枚以上新しくする家もあった。
使用年代昭和
キーワード海苔機械 海苔

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