開墾マンガ 収蔵番号006579

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開墾まんが

資料名(ヨミ)カイコンマンガ
地方名カイコンマンガン、カイコングワ
収蔵番号006579
使用地浦安 猫実
公開解説ヨシ原を開墾するために用いる特殊な道具。スコップのような形をした歯に、穴が3つほど開いているもので、主にヨシの根を切るのに使われ、水を出すために穴が開いている。東京湾沿岸で田んぼを開墾するとき、ヨシが生えている場所を掘り起こすためにカイコングワ(カイコンマンガ)を使用した。戦後、田んぼからハス田に変えるときなどに、ヨシの根を切るのに使用。少し使うと、刃が切れなくなるので金剛砂で先を削って使ったので、先がどんどんと減っていった。
 ヨシの根が生えている場所の開墾は大変な重労働で、まずヨシを刈って、厚さ30~40㎝の土を掘り起こして、水を入れる。泥を落としてヨシの根だけを外に出して捨てていく。ヨシの根っこの深さは30㎝もないので、それだけ掘り起こせばハス田にすることができたという。
 江戸川河口に沿った土地は、粘土状の土の場所は少なく、ほとんどが砂地で、砂地のヨシを刈って開墾していった。何年もヨシが生えている場所で、根が張っているので開墾するのは本当に力が必要であったという。
 この開墾マンガは、刃先が変形している。
使用年代昭和

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