11992

船釘(サッパ釘、3寸)

資料名(ヨミ)フナクギ
地方名フネクギ、ウメガシラ、サッパ、サッパクギ
収蔵番号011992
使用地猫実
公開解説船を造るときに使用する釘。長さ3寸(約9㎝)の釘で、サッパクギとも呼ばれるもの。打瀬船やマキ船などのコベリ(ウワダナ部分に、船体保護のためにつける部分)・ウワコベリ(コベリの上につける部分)・クリコベリをつけるときなどに使用した釘。「サッパは3寸、サンヤクギはサッパの弟分で、やや短く2寸5分(約7.5㎝)。サッパ、サンヤは浦安の舟大工が最も使用する舟釘で、長さによって呼び名が違っていた。舟釘は柔らかくできており、ゲンノウで形を整えると、すぐ曲がるものであった。大船(オオブネ)の場合、大きく固い釘を使うが、浦安のような小さな船の場合、柔らかい釘を使ったものであった。」(宇田川信治氏への聞き取り、浦安舟大工技術保存会・相談役)
使用年代昭和
キーワード舟大工道具、船大工道具、カンベ、勘兵衛、宇田川造船

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