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網針(海苔網用、尖頭形)

資料名(ヨミ)アバリ
地方名アミバリ、ハリ
収蔵番号005779
使用地猫実
公開解説海苔網を編むときに使用するアバリ(海苔網用、尖頭形)。両側が平行で、窓が四角く、細身のアバリ。窓横、外側下方に小さな切り欠き、右2つ、左3つ。先割形にも似た形のものがある(収蔵№5774)。節の形からマダケと思われるが、材は厚い。
 海苔網用のアバリは、大別すると2つのタイプに分けられる。1つは通常の漁網を編むアバリの形を幅広く、大型にしたもので、先端側にある窓が閉じ、窓の基部から先端に向かう突起があり、糸を突起にかけて折り返し、アバリに巻き付けるもので、大田区立郷土博物館の報告書では、「尖頭形」とされるもの。
もう1つはアバリの先端、窓の前の部分に隙間が空いていて、窓に突起がなく、糸は割れ目を通すことで折り返すことがなく、単純にアバリに縦に巻き付けるもので、大田区立郷土博物館では「先割形」とされる。
 先割形は、太い糸を大量に、よりたやすくアバリに巻くために工夫されたものを思われ、資料の比較から尖頭形がより古い形で、先割形は後からできたものと思われる。
使用年代昭和

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