005732

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ひしゃく

資料名(ヨミ)ヒシャク
地方名ヒシャク
収蔵番号005732
使用地猫実
公開解説水など液体をくむ道具。木、竹、金属でつくった筒または椀状の容器に柄をつけたもの。これをヒシャクとよぶのは、古く水など液体をくむのに、ヒサゴを二つに割って使ったので、ヒサゴの名から転訛したという。古くは竹の節を残して切ったものや、木幹のこぶをくりぬいたものに柄をつけて使ったが、中世にはヒノキ、スギの曲物に柄をつけ、近世にはたが締めの桶に柄をつけ漆を塗ったものも登場した。なお、大きさは用途によってさまざまで、酒造そのほか工業用や農村の施肥用は大形、散水用、台所用は中形で、茶の湯用は小形である。
使用年代昭和

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