〔太子講掛軸(□□大工諸職祖神)〕

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〔太子講掛軸(□□大工諸職祖神)〕

作成年月日(和暦)
宛先・受取人安房国神主齋氏藤原賢弘御写
形態
資料群名平成28年度以降寄贈・登録文書(数点のみの寄贈のもの)
文書番号42
公開解説大きさ 縦115cm×35cm。
寄贈者(浦安の船大工 宇田川信治氏)の話によると、太子講(たいしこう)は、葛西・浦安の船大工の親方たちが集まり。毎年1月15日に講の集まりがあり、船大工組合として船づくりの値段の基準などを話し合い、飲み食いした。毎年集まる家は持ちまわりで変わるが、そのときには必ずこの掛け軸を持っていき、床の間などに飾って飲食した、という。寄贈者の曽祖父の代から4代にわたって受け継がれたもの。由来などはわからないが、右に描かれているのが聖徳太子で、手にはサシガネとチョウナを持ち、左の人物はノコギリをもっている。
浦安のほかの船大工もこの講に入ってはいるのだが、正月の集まりに参加していたのは、浦安からは自分の家だけだった。
太子講については、浦安市文化財調査報告書第6集『浦安のべか舟』p88に若干の記載あり。

キーワード信仰 舟大工 船 和船

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