スズキアミ 収蔵№30057
スズキ網
資料名(ヨミ) | スズキアミ |
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地方名 | スズキアミ |
収蔵番号 | 030057 |
使用地 | 浦安 猫実 |
公開解説 | スズキ網は、泳いでいるスズキを狙うため、網を浮かして仕掛ける流しの刺網(浮き刺網)。夏、南風が大きく吹き、波が立ったときなどはスズキが岸近くに寄っている。そこを狙って網を流した。またスズキのエラの部分は「カミソリ」と呼ばれるほど鋭くなっており、綿糸や絹糸でできた網では切られてしまうため、スズキ網だけは強い材質である麻糸で作られていた。漁期は7~9月の夏、漁場は現在のディズニー下から境川河口付近、葛西方面など。1反の長さは7間(約12.6m)~8間(約14.4m)ほど、これを17反(約214.2m)~18反(約259.2m)つなげて仕掛ける。網の丈(高さ)は3尺(約90㎝)~4尺(約120㎝)、網の目は鯨尺1尺(約38㎝)に6~7目、カニ網と同じくらいの目数である。 メカズ鯨尺1尺に7結節。ミアミは麻で、刺網では最も太い。アバ(浮き)はサワラ製、イワ(おもり)はドロイワ。漁村文化研究会、寄贈資料。 |
使用年代 | 昭和 |
キーワード | 刺し網、サシアミ、刺網、小網、スズキ |