何羨録

何羨録

作成年月日(和暦)享保8年
作成年(西暦)1723
作成者・差出人津軽采女 著
形態
資料群名特別収蔵庫所蔵資料
文書番号特22
公開解説今日伝えられている釣りの案内本として最も古いもの。江戸時代から明治にかけては、釣りの秘伝書として、版本(刷り物)にはならず、書き写しによってのみ利用されてきた。現在、全国で確認されている写本は6点のみである。当館所蔵のものは、水産伝習所(のちの「水産講習所」で、現在の東京海洋大学)教師の中村利吉が書き写したもの。最後のページに、ある個人が所有していた『何羨録』を明治21年(1888)7月に中村利吉が書き写したものであることが記されている。この中村利吉本は、昭和56年(1981)に釣り文化協会から復刻版として出版されている。
江戸湾近辺のキスの釣場や釣具、釣餌、天候などについて、詳細に紹介されており、江戸時代の浦安沖の海の様子を知ることができる貴重な資料であるため、神田の古書店から購入し当館の収蔵品となった。
キーワード釣り 江戸時代 アオギス 青ギス 青鱚 脚立釣り イカ藻 

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