〔釣り、ほか御機嫌伺につき書状〕

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〔釣り、ほか御機嫌伺につき書状〕

作成年月日(和暦)昭和3年7月19日
作成年(西暦)1928/07/19
作成者・差出人永田春水
宛先・受取人宇田川国治
形態状・封筒入り
資料群名旧宇田川家住宅文書
文書番号(3)-366
公開解説差出人は、日本画家の永田春水(1889-1970)。
平成12年に、山本周五郎の小説『青べか物語』についての調査中に、旧宇田川家住宅の斜め向かいにあったてんぷら屋「天鉄」の関係者(親族や店で働いていた方など)に聞き取りを行った。そのなかで、「天鉄の主人は、まだ売れない画家や学者、力士たちに、ご飯を食べさせたり、寝泊りさせるなど、面倒をよくみて若い人を育てていた。画家の春水や相撲取りの源氏山などがよく来ていた。春水は、たいてい2、3日いて、絵を描いていた。天鉄によく来ていた柳町の旦那方などが春水の描いた絵を買っていた」という話を聞くことができた。
宇田川家の宇田川国治氏も、春水が浦安を訪問した際にいろいろと世話をしたのか、3通の礼状が残っている。浦安においては、釣りを楽しんだようだ。これらの礼状は、昭和3年~5年のもので、ちょうど山本周五郎が浦安に滞在していた時期にあたる。
キーワード山本周五郎 青べか物語 日本画家 天鉄

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