さかずき（「野砲一　紀念」、「大塚」）

資料名（ヨミ）	サカズキ
地方名	サカズキ
収蔵番号	002355
使用地	猫実
公開解説	「野砲一　紀念」、裏に「大塚」とある。野砲第一連隊は東京世田谷にあった。当館所蔵のさかずきには、戦前の軍隊関係の資料がいくつか見られる。加藤六月氏の『兵隊盃』（昭和59年・1984、総合政経懇話会出版部）によると、「戦前、兵隊が兵役を終了し、満期、除隊になる時に記念品を配る習慣があった。」とし、さかづきが満期記念の代表的なものとなったとされ、加藤氏は「兵隊盃」と命名した。本書のなかで砲兵について、「自衛隊では特科と呼んでいる。各種の火砲を使用し、火力で戦闘を行う兵種。旧日本陸軍では、野砲兵、山砲兵、重砲兵等があった。（中略）火砲の図柄がほとんど全部に入っている。大砲と鶴、大砲と桜という優美な絵柄もある。」と紹介している。本資料にも大砲と桜が描かれており、優美な品格を表している。
使用年代	昭和