貸出写真27 博物館所蔵プリント №802

貸出写真027 浦安小学校の昼食風景(ミルク給食の時代)

プリントNo.00802
撮影日(和暦)昭和35年(1960)頃
場所1浦安小学校
公開解説昭和32年(1957)4月~昭和39年(1964)3月まで、浦安小学校で教員をしていた寄贈者(安藤弘氏)の話が、当館の調査報告書『ハマん記憶を明日へ』Ⅱ(平成23年発行)のp174に掲載されている。
「そのころ、子どもたちの昼食はお弁当でした。でも、お弁当を持ってくる子は数が少なく、お金を持たせてパンを買うのです。コロッケパンとか。登校前に買ってくる子もいれば、お昼に校門からお金をもって走って買いに行きます。それで僕は困って、パン係を作って、注文を朝とってまとめて買ってきて配るようにしたりもしました」。同報告書のp202にも、当時の浦安小学校教員 高橋久氏の話として、漁師の家は忙しいため弁当を持ってくる子が少なく、注文をとってパンを買うという話が掲載されている。
また、学校給食の始まりについては、『浦安町誌』下巻(P92掲載)に説明されている。それによると、浦安では、昭和22年9月に千葉県より学校給食校としての指定を受けて、5年生以上の児童を対象に、週3回の半数交代で、昼食時にミルク(脱脂粉乳を溶かして砂糖を加えて温めたもの)を配るようになったのが給食の始まりである。その後、次第に小学校児童全員にこの「ミルク給食」が実施されるようになった。昭和42年5月22日、猫実に「学校給食センター」が開設され、小学校・中学校の完全給食(パン・牛乳・副食)が行われるようになった。
キーワード浦安小学校

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