エホリマンガ 収蔵番号643

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餌掘りまんが

資料名(ヨミ)エサホリマンガ
地方名エホリマンガ、エホリマンガン
収蔵番号000643
使用地海、干潟、浦安
公開解説釣り餌となる餌虫(ゴカイなど)を掘るために使用する特殊な道具。農作業用の股グワ(浦安ではマンガ、マンガンなどと呼ぶ)と比べると、柄が短く、歯が薄く、長い傾向にある。これで干潟を掘り起し、餌となる虫を捕獲する。素早く逃げる餌虫を手で捕まえるため、農作業用の股グワよりも柄が短くなっているものと思われる。このエホリマンガはゴカイ採取用とされる。
 この資料は、柄を除いた高さ266mm 、歯の外側に沿った長さ271mm、全幅232mm。歯の元は幅12.0mm、厚さ12.0mmで断面正方形。歯の先側に元より幅広い部分がある。その部分の幅23.6mm、厚さ3.6mm、そこから尖った先端までは13.5mm。柄の長さ405mm、柄の細い部分の周長116.5mm、断面は少し縦長の楕円、杉の細い丸太ではないかと思う。帯金の手前で継手の幅と同じ幅(30.5mm)になるように、柄の横を継手の始まるあたりから斜めに削っている。歯の上の柄は横31.0mm、高さ40.0mmの上側が丸い縦長四角形。継手の長さ138mm、手前側の幅27.4mm、釘穴手前から10mmで頭の円い釘で止てある。釘は上側に抜けているが出たところで切ってある。金属の〆帯(帯金)は歯の際幅19.0mm周長181mm。ゴカイ用と考えられる。
使用年代昭和
キーワード干潟 餌虫 釣り

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