ハンダイ 収蔵番号009937

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飯台(丸幸)

資料名(ヨミ)ハンダイ
地方名ハンデー、エサオケ
収蔵番号009937
使用地船橋市本町
公開解説桶状の容器で、浦安では問屋などで貝や魚を入れたり、船宿で釣り餌を入れて、運搬したりするのに使用した。この飯台は、釣り宿が保有する、餌虫を活かしておくための入れ物。ゴカイの場合、水だけを入れておけばよいが、アオギスの餌であるスナイソメ(標準和名コアシギボシイソメ)では、飯台の中に砂を入れておく必要があった。また毎日、沖の海水を汲んできて、1日2回ほど水を取り替えた。この飯台は、船橋市のアオギス釣りを行っていた船宿から寄贈されたもので、サワラ製、中が黒ずんでいる。これは柿渋を塗った跡で、飯台が新しいうちは、木の灰汁が出て餌が死んでしまうため、柿渋を塗って灰汁を抑えたものであるという。資料には、丸の中に「幸」の焼印がついている。
使用年代昭和
キーワードアオギス、青鱚、青ギス、青ぎす、脚立釣り、船宿、釣り宿、餌虫

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