メグシバコ 収蔵№009634

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目串箱

資料名(ヨミ)メグシバコ
地方名メグシバコ
収蔵番号009634
使用地浦安 猫実
公開解説メグシを入れる箱。メグシは竹製の棒で、台簀(海苔干し台)で天日干しのときに、海苔簀を台に固定するときに刺して使った。
メグシはロクロベエ(市船)などの漁具屋でリンゴ箱に入って売っていた。モトが太くてウラが細いので、交互に入れてあった。リンゴ箱一杯だと、かなりの数があったという。メグシバコは、ミカン箱に柄をつけた箱で、メグシを入れて持ち運ぶのに使用した。
 海苔干し台は、春はエンピで崩して、その後すぐに田んぼになる。メグシを落とすと危険なので、「絶対になくさない」という気持ちであった。実際、海苔簀は必ず一枚づつ返すので、メグシはなくすものではなかった。海苔を返すとき、一番最初の1本を頭の毛やハチマキなどにさして、その1本は一番最後にとめる場合に使用した。
使用年代昭和
キーワード海苔 海苔製造

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