森田家文庫292-1

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夜須玖尓ぶり(安国風)・しれものがたり・愚仏百人一首・仏都戦志

コレクション名森田家文庫
資料番号森田家文庫292
分類書籍
年代弘化4年(1847)写
員数1冊
寸法(cm)24.5×17.3
差出(作成)草鹿砥宣隆編、大伴宣光著 他
形状半紙本
材質技法写本
内容・注記【哲学・宗教 神道(国学)】
○安国風(山柿麿=草鹿砥宣隆編)
○しれものがたり(大伴宣光著) 原本奥書「弘化四年みな月のころ香棠園のあるじたはぶれにものしつ」。書写奥書「同年霜月ころ吾師のもとよりこひまひりて写了 桃廼舎のあろじ」
○愚仏百人一首(弘化四年五月廿日城内八幡遷宮。馬鹿連中作)
○仏都戦志 書写奥書「弘化四年未七月十二日杉のかなとの主の本もて書写了 母々野屋のあろじ (判)」
解説安国風は善光寺の地震に関して、しれものがたりは夢物語に託して、愚仏百人一首は百人一首の歌をもじった狂歌で、仏都戦志は仏の戦争の戦記として、僧や仏教を批判、攻撃したり、風刺した作品である所が右の四作品の共通点で、神道鼓吹的でもあり、神職の作が多く、後の廃仏毀釈につながるものである。豊橋市中央図書館羽田文庫本の夜須玖尓ぶりは本書と大体は同じだが、内容作品にも相違がある。羽田野敬雄編としているのは全くの誤りでもないが、敬雄の作品では全くない。四種共に伝本は他に聞かず、当地の人の作のようであることも注目されよう。(『森田家文庫目録』主要図書解説)

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