追鳥狩絵巻

資料分類絵画
収蔵No.御歴代01131
作品解説追鳥狩は、9代齊昭が行った水戸藩の大演習。その様子を描いた追鳥狩絵巻は、序文・総覧図を含めて全19巻から成る絹本著色の大絵巻である。全長約340メートルにも及び、約10年の歳月をかけ、嘉永元年(1848)に完成した。水戸藩の大番組・書院番組の藩士である、松平信楯・加藤義智・佐野盛致・小松延年・松平権蔵の5人が製作にあたり、描かれているの武将の鎧、兜は勿論、足軽の表情、衣服まで丁寧に再現して描いた史料的価値も高い絵巻。齊昭は絵師を数多く召し抱え、本品をはじめとする数多くの記録を遺している。幕末の混乱の中で、国をおもう齊昭が猟の名を借りて行った水戸藩の大演習であった。

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