徳川斉昭騎上図

資料分類絵画
収蔵No.御歴代00145
作品解説追鳥狩での水戸家9代斉昭(1800~60・烈公)の勇姿を描いた騎乗図で、弘化4年(1847)、萩谷(せん)喬が描いた。左上部の賛文は斉昭自らしたためたもので、「雲従千龍/風従□虎/風雲所激/百蠻就虜」とあり、追鳥狩にかける斉昭の意気込みの程が窺える。水戸藩で行われた追鳥狩は狩猟の形式をとった軍事演習で、天保11年(1840)から9回行われ、騎士約3千人、そのほかの兵2万人が参加し、ほぼ毎日、斉昭自身が全軍の指揮を行った。 本図はまさに武士の最も華やかな一瞬をとどめたものといえよう。

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