懐紙入れ

資料分類写真
作品解説15代将軍慶喜(1837ー1913)が、実母である登美宮吉子)(9代齊昭)の正室)に贈った懐紙入)。表は金茶羅紗地に蘭の小花を散らし、裏は緞子で仕立て、止め金に葵紋があしらわれている。蘭は竹・梅・菊とともにその気品から四君子と称されている。特に蘭の香は、秋風の中で山谷の清幽を思わせるともいわれ、気品と格調が漂う優品である。

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