「御百姓」 農人形

資料分類写真
作品解説9代徳川斉昭作。光圀(みつくに)の教えによって水戸徳川家では農民を大切にすることを旨とした。齊昭(なりあき)は「…百姓の作出せる食にて、命を続くる事なれば、我らは乳母(うば)と思ひ…」といって、青年の頃から毎朝、自作の農夫の人形に初穂(はつほ)のつもりでごはんを供えた。
  朝な夕なに飯食ふごとに忘れじな
     恵まぬ民に恵まるる身は
 齊昭が詠んだ和歌とともに、農民を大切に思い感謝した齊昭の農人形の話は広く世に知られている。

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