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[西洋服飾] レセプション・ドレス

材質絹(サテン オーガンジー チュール) ニードルポイント・レース
登録番号23578
解説ジャック・ドゥーセ
1890年代後半 フランス
東京家政大学服装史研究室 旧蔵

機械製のチュールにニードルポイント・レースのアップリケ。部分的にクリームがかった白の絹サテン(光沢のある柔らかな朱子織の織物)が使用されている。オーガンジーで仕立てられたアンダースカートの装飾が表のチュールから透けて見える。ボディス(上衣)とスカートの二部式。後ろあき。フック留め。前身頃に5本、後身頃の左右に6本の計11本のボーンが入っている。極端に細いウェストを境に、豊かに張り出したバストとヒップがアルファベットのS字型を描く、アール・ヌーヴォー様式を感じさせるシルエット。縫製はミシンと手縫い。

ジャック・ドゥーセ(DOUCET, Jacques 1853-1929)
パリの「ベル・エポック(良き時代)」を代表するデザイナー。家業の高級ランジェリーやレース等を扱う店を引き継ぎ、1870年代にオートクチュール(高級仕立服)部門を開設。布の特性を引き出した優雅で繊細、瀟洒(しょうしゃ)なイヴニングやレセプション・ドレスは、パリはもちろん、各国の宮廷や社交界の女性から熱烈に支持された。気品のあるデイ・ドレスのデザインも多く手がけた。

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