東東洋筆 梅雁図

公開資料名梅雁図
解説作者:東東洋
制作年:江戸時代後期
技法:紙本墨画淡彩
員数:一幅
寸法:124.6×50.4
 雁は越冬する渡り鳥で、冬を示します。一方、梅は早春を示すので、ここでは冬と春とが交錯しているようです。
 旧暦では、元日と立春が前後半月の範囲内でずれることから、元日の前に立春を迎える、いわゆる「年内立春」という現象がしばしばあり、もしかするとこれと関係した画題なのかもしれません。
 雁が梅の花の方を振り返り、ぱかっと口を開けた姿は、もう春なのか、と驚いているようにも見えてきます。
公開備考

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