松島図屏風
| 公開資料名 | 松島図屏風 |
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| 解説 | 作者:不詳 制作年:江戸時代前期 技法:紙本著色 員数:六曲一隻 寸法:93.5×268.8 海側からの視点で松島を描いた、やや小さな屏風です。現在は一隻ですが、もとは左隻に塩竈図のある六曲一双屏風であったかもしれません。 いくつもの島々が浮かぶ海の風景以上に、瑞巌寺周辺の参拝する人々や門前町、伽藍を大きくクローズアップして描いている点に特徴があります。なかには大名行列や、緋毛氈を敷いて行楽を楽しむ人々の姿などもみてとれます。実際の風景としてよりも、特に近世初期に流行した「名所風俗図」の性格が強く、より賑わいが強調されている印象です。ですが、多く島々の浮かぶ景観と、信仰の対象としての瑞巌寺に大勢の人々が訪れていたことは確かでしょう。近世初期の松島図屏風は数少なく、貴重です。 |
| 公開備考 |