菅井梅関筆 浅絳山水図

公開資料名浅絳山水図
解説作者:菅井梅関(画) 篠崎小竹(賛)
制作年:江戸時代後期
技法:紙本墨画淡彩
員数:一幅
寸法:131.4×28.9
 中国の文化人たちが俗世を離れて暮らす山あいの風景は、理想の情景として文人画に好んで描かれました。浅絳とは樹木などに施された淡い赤色のことで、のどかな晩春を詠った漢詩と相まって春の気分を引き立てています。
 漢詩の筆者は、大坂の著名な儒学者であった篠崎小竹(1781~1851)です。当時一流の文化人たちと親しくした梅関の交友を伝える資料の一つです。
   「袷衣四月適寒暄/飽飯追晴午出門/春後山中好時節/残鶯新樹一邨々」
公開備考

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