深山寺参詣圖
| 作家名 | 山口晃 |
|---|---|
| 作品名 | 深山寺参詣圖 |
| Title (English) | Visiting Miyama Temple |
| 制作年 | 1994年 |
| 制作年(元号) | 平成6年 |
| 技法・材質 | 油彩・カンヴァス |
| サイズ(縦) H ㎝ | 170.0 |
| サイズ(横) W ㎝ | 210.0 |
| 作品解説 | 山の崖に重なり立つ大寺院の境内と参道に集まる人々の情景。しかしよく見ると、現実離れした描写が随所に見られます。建築は様々な時代様式が積み重なり、櫓(やぐら)のような門は鳥居と合体して物理的には成立しない構造です。行き交う人々は、舞楽を楽しむ貴族の姿から、茶屋で一服する旅人、髭を生やした着物姿の父と母子、修学旅行生まで、時代が交錯しています。この情景を煙に巻くかのように、画面上からは雲が勢いよく降りてきています。 本作は、作者が日本の美術史における自らの絵画の在り方を問う作品として描いた大学卒業制作作品。明治期に西洋から移入された油絵を、西洋の遠近法は用いずに描くことを目論み、鳥瞰的な絵画空間の中に多視点から建築物を構築しています。そして日本画的な地色に現代の色彩を交え、姿形は変われども本質は変わらない人間模様を精彩に描き出しています。 作者は、本作の前年、子どもの頃の「お絵描き」を原点に《大師橋圖畫》を生み、大学入学後の行き詰まりからの突破口を見出していました。独自のスタイルを切り開く初の油彩の大作となった本作には、この後、目くるめく展開を遂げていく作家の卓抜した画技、鋭い歴史認識、人間観察、ユーモアのセンスがすでに表出しています。 [関連サイト] ・『たてびレポート—開館20周年を楽しむ展覧会―記録集』群馬県立館林美術館、2021年、6-9頁 https://gmat.pref.gunma.jp/wp/wp-content/uploads/2023/08/fce5900848bcc0b3a22eb630aa0ed49e.pdf ・youtube https://www.youtube.com/watch?reload=9&v=nm7TgYY-JwQ |

