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四季草花図

作家名小瀬村真美
作品名四季草花図
Title (English)Flowering Plants of the Four Seasons
制作年2004-2006年
制作年(元号) 平成16-平成18年
技法・材質映像(カラー)、サウンド(3点組:9分、23分、5分)
作品解説一見、古い屏風絵のように見えますが、画面からは鳥のさえずりが聞こえ、しばらく見ていると花が咲き、萎れ、トンボが飛んだり、ススキが揺れたりします。3画面から成るこの映像作品は、いくつかの古典的な絵画をイメージのベースとし、実際の自然を撮影した動画の分割イメージ(あるいは静止画)をつなぎ合わせるという、アニメーションの手法で作られたものです。
 例えばメインの映像は、京都二条城の牡丹の間や円山応挙の屏風が参照されてベースの絵が作られています。そこに、草木の植木鉢をスタジオに並べて1か月半の変化を撮影した約1000枚の静止画、あるいは野外で撮影したトンボやススキ等の動画が埋め込まれています。作家は日本伝統の主題である「四季草花図」を取り上げた理由について、一年の季節を描き合わせる理想絵画の不思議さ、奥行きのない絵画空間への関心からだった、と述べています。絵と映像の狭間にあるようなこの作品は、絵を見て無意識に感じていた季節や自然らしさ、真実らしさについて考えさせます。
 本作は、古民家での展示インスタレーションを機に生まれました。春から秋の季節を表す主画面に加え、雪が降る冬の画面、天袋用として作られた鴨の泳ぐ水辺の画面という、3つの映像が投影される空間では、自然についての様々な感覚が呼び覚まされるでしょう。

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