Untitled
| 作家名 | 安田千絵 |
|---|---|
| 作品名 | Untitled |
| 制作年 | 1996年 |
| 制作年(元号) | 平成8年 |
| 技法・材質 | ゼラチン・シルバー・プリント・紙 |
| サイズ(縦) H ㎝ | 34.5 |
| サイズ(横) W ㎝ | 34.5 |
| 作品解説 | 当館が収蔵する安田千絵の24点の写真は、1993年から2002年までの作品のうち植物をテーマにまとめられた写真集『GRACE』（ワイズ出版写真叢書、2002年）の中のモノクローム写真です。植物園の隅にひっそりと生えた植物や、温室のガラス越しに見える植物、木々の間から差す水面の反射光、蓮池に映りこんだ建物などがとらえられ、植物が生きる空間の光や空気に作家の関心が向けられています。撮影は常に自然光で行われ、逆光や露出不足のフィルムも敢えてプリントに仕上げられることで、光と影のなかに息づく生命の気配を浮かびあがらせています。「撮影の場所はどこでもいい」と語る作家は、身近な公園あるいは旅先で出会った植物を介し、写真集のタイトルにつながるような、奥ゆかしい美に昇華されたイメージを出現させています。 |