将棋盤と駒

大分類作家所持品
解説 菊池寛は中学時代の友人・綾部健太郎に対局で負けたことをきっかけに、将棋にのめり込みました。特に京都時代は、床屋の主人から将棋を教わり、その経験を「将棋の師」なる短編にするほど熱中しました。文藝春秋社の社長時代には、社内で自由に将棋を指せるようにしていましたが、社員があまりに将棋やピンポン(卓球)に熱中するので禁止にしたところ、寛は早々にストレスがたまり、この禁止令を三日ほどで解いたといわれています。
 生前に将棋連盟より五段を、亡くなってから六段を追贈されました。

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